ISO/TC249 SC1とは

国際標準化機構(ISO)の第249専門委員会(TC249-伝統医学の国際標準)分科委員会1(SC1-伝統的中国医療)のことです。

現在、ワーキンググループ(WG)1~5とISO/TC 215(保健医療情報専門委員会)との共同WG(JWG1)の6つのグループに分かれて協議が進められています。

WGについてはこちらをご参照ください。

モノと情報の規格

ここで協議されるのはモノと情報の規格で、対象とする範囲には臨床や教育を含まないこととなっていますが、モノや情報の規格の中に臨床や教育に関連する内容が紛れ込む可能性もないとは言えません。臨床や教育に関連する規格が発行されれば国内の資格や教育にも影響が及びかねないため、常に注意が必要です。

SC1で投票権を持つ国は24カ国、オブザーバーは21カ国

参加国の立場は様々です。自国製品の輸出に積極的な国々や、制定済みの国家標準(GB)に国際規格を合わせたい中国のような国もあれば、むしろ国際標準を決めてもらったほうが助かるというスタンスの国々もあります。この中で、日本は、国内のメーカーやユーザーに不利な規格が作られないよう、常に防御の態勢です。

日本の臨床家やメーカー、患者さんへの影響は

国際標準が策定されると、国内の実情に合わせてJIS規格へ反映されるか、JISそのものが国際標準に合わせて改訂されます。このように、国内メーカーにも、ユーザーである日本の臨床家にも影響が及ぶのです。

たとえばモノの規格で品質検査が必要以上に厳格になれば、販売価格が上がることがありますし、劣悪な商品が流通しないよう、最低限必要な規格もあります。世界の患者さんや臨床家、メーカーにとって有益であり、必要十分な国際標準とは何か、そのバランスが常に問われているのです。

誰が出席しているのか

会議はすべて英語で行われ、各国から登録されたエキスパートが参加します。日本からはメーカーやアカデミアを中心とするメンバーが参加してきました。伝統医療に関する行政機関や国立の研究機関がある国々と比較して、日本は国からのサポートが少なく、本業の傍らで参加しているメンバーが大半です。日本の臨床家やメーカー、患者さんの利益や安全を守る仕事がこのように行われていることを知っていただいて、ぜひ応援して下さい。

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